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被爆者に花 笑顔も満開 広島県安芸太田の児童 原爆病院訪問

 安芸太田町の上殿小3~5年生計5人が2日、広島市中区の広島赤十字・原爆病院で、入院中の被爆者たちに地元の山で採ったササユリに、カーネーション、ナデシコを加えた手作りフラワーアレンジメントを贈った。

 談話室で入院中の被爆者12人に手渡し、歌や手遊びで交流。4日前から入院している中区の新見治さん(82)は「話をして元気が出た。花は待合室に飾る」と喜んだ。

 1951年当時、同校が取り組んでいた青少年赤十字活動の一環としてスタートし64回目。6年生の恒例行事だが、ことしは6年生がいないため、3~5年生で訪れた。

 父親も小学生時代に訪れたことがあるという4年小坂優稀さん(9)は「患者さんが笑顔になってくれてうれしかった。早く元気になってほしい」と話した。(西村萌)

(2014年6月3日朝刊掲載)

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