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原発点検不備 風化させない 中電が松江で行事

 中国電力は3日、島根原子力発電所(松江市鹿島町)の1、2号機の点検不備問題を受けて設けた「原子力安全文化の日」の記念行事を同原発で開いた。

 原発で働く同社や協力会社の474人が参加。苅田知英社長は「地域の信頼があってこその原発。原点を忘れず、再発防止策に引き続き取り組んでほしい」と訴えた。近くの島根原子力館前で、問題の風化防止のため設けた「誓いの鐘」を苅田社長や協力会社の代表たち8人が鳴らし再発防止を誓った。

 島根原発では2010年3月、1、2号機で多数の機器の点検不備が判明し、同月3日に再発防止策を盛り込んだ最終報告書を国に提出。この日を記念の日とした。

(2014年6月4日朝刊掲載)

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