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被爆65年 鎮魂 光の帯 元安川とうろう流し

■記者 村田拓也

 原爆ドーム(広島市中区)前の元安川などで6日夜、原爆犠牲者の鎮魂と平和の願いを込めたとうろう流しがあった。約1万個のともしびが光の帯となって、川面を染めた。

 元安川では、「安らかに眠って下さい」「核兵器がなくなりますように」などと書き込まれた4色のとうろうが、途切れることなく川へ放たれた。

 千葉県我孫子市の和田三千代さん(75)は、父を広島の原爆で失った。「核兵器の廃絶に希望が見えてきた。子どもたちに平和な未来が訪れるよう活動していく」と、とうろうを水面に浮かべて手を合わせた。

(2010年8月7日朝刊掲載)

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