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広島の原爆病院訪問 スズラン贈る 全日空乗務員

 全日本空輸の客室乗務員で、広島市南区出身の梶川佳恵さん(32)が11日、中区の広島赤十字・原爆病院を訪れ、入院患者にスズランの鉢植え2鉢と、スズランの香りがするしおり300枚を贈った。

 梶川さんは談話室で12人の患者と面会。鉢植えやしおりを手渡し「花言葉は幸せ。皆さんに幸福が訪れますように」と笑顔で声を掛けた。今月から入院している東広島市の綿井和彦さん(66)は「良い香りで、気分が安らぐ」と喜んだ。

 全日空は1956年から毎年、客室乗務員が全国の赤十字病院にスズランを届けており、ことしで59回目。

 梶川さんはこの日、市役所で松井一実市長に、中区の中国新聞社で岡谷義則社長にも、それぞれ1鉢としおり50枚を届けた。(西村萌、有岡英俊)

(2014年6月12日朝刊掲載)

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