×

ニュース

山口県労連の2団体 山口で街頭抗議 集団的自衛権行使

 安倍晋三首相が今国会中の閣議決定を目指す憲法9条の解釈変更による集団的自衛権の行使容認について、いずれも山口県労連などでつくる2団体は11日、山口市で抗議の街頭活動をしたり、反対のアピール文を発表したりした。

 同市の中心商店街では、「軍事費を削って暮らしと福祉・教育の充実を」県実行委員会の25人が「ストップ 戦争する国づくり」などと書いたチラシ約400部を通行人に配った。藤永佳久委員長は「子や孫を戦争に送り出すのか」と訴えた。

 平和・民主・革新の日本をめざす県の会(県革新懇)が出したアピール文は、行使容認で日米同盟が強化されれば米海兵隊岩国基地(岩国市)の機能が拡大すると指摘。「有事に攻撃目標とされ、県民の平和と安全が脅かされる」としている。首相官邸や主要政党に送る。

(2014年6月12日朝刊掲載)

年別アーカイブ