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　アンネ・フランク（１９２９～４５年）の生誕８５年を記念した企画展「希望の未来」が、安芸高田市高宮町佐々部の高宮田園パラッツォで開かれている。１５日まで。

　福山市の「ホロコースト記念館」から貸し出しを受けたパネル２９点（縦１８０センチ、横９０センチ）を展示。隠れ家での生活の様子や、ユダヤ人迫害が起こった背景などを、アンネの日記からの抜粋を交えて紹介している。安芸高田市吉田町の主婦下土居初子さん（７４）は「戦争や人種差別はあってはならないという思いを強くした」と話していた。

　１４日午後１時半からは、パラッツォ近くのたかみや人権会館で、アンネの研究家で大分市の牧師の篠光子さん（６９）が「アンネの生涯とユダヤ人大虐殺の深層」と題して講演する。

　企画展、講演会とも無料。同会館Ｔｅｌ０８２６（５７）１３３０。

（２０１４年６月１２日朝刊掲載）