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上関原発建設中止申し入れ 中電へ山口3団体

 中国電力上関原発(山口県上関町)の建設計画をめぐり、地元の「原発に反対する上関町民の会」など山口県内の3団体が12日、計画中止を求める申し入れ書を中電に提出した。

 代表者ら9人が広島市中区の中電本社を訪れ、広報部門の桜井正治専任部長に手渡した。申し入れ書は、4月に閣議決定されたエネルギー基本計画に、上関原発などの新増設は盛り込まれなかったと指摘。原子炉設置許可と予定地の公有水面埋め立て免許延長の両申請を取り下げることなど3項目を求めた。

 中電は「重要な電源であり、引き続き取り組みたい」とする従来の立場を説明。県から求められた埋め立て免許延長をめぐる6度目の補足説明について「中身は申し上げられない」とした。原水爆禁止山口県民会議の岡本博之議長は「工事再開のめどが立たないなら、いったん撤収するべきだ」と批判した。

(2014年6月13日朝刊掲載)

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