×

ニュース

島根3号機稼働へ2号機審査見極め 中電副社長

 中国電力の清水希茂副社長は12日、自民党の原発推進派議員でつくる議員連盟の会合で、建設中の島根原子力発電所(松江市鹿島町)3号機の現状を報告した。新規稼働に必要な原子力規制委員会の審査の申請時期について、再稼働に向けて先に申請した2号機の審査状況を見極める必要性をあらためて強調した。

 清水副社長は、3号機の新規制基準への適合性審査の申請は「2号機の審査の進展が重要になる」と説明。規制委の指摘を受けて追加調査をしている原発周辺の断層などの評価が、3号機の申請内容にも影響するためだ。

 中電は8月末までに追加調査を終え、規制委に報告する予定でいる。また清水副社長は、上関原発(山口県上関町)建設計画について、「引き続き重要な電源」との認識を繰り返した。

(2014年6月13日朝刊掲載)

年別アーカイブ