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ヒロシマの心 小6訴え 広島市南区でサミット 「8・6」代表2人選ぶ

 広島市内の小学6年生が平和への意見を発表する「こどもピースサミット」が14日、南区の区民文化センターであった。8月6日の平和記念式典で「平和への誓い」を読み上げる大賞2人を決めた。

 応募1万940点から事前審査で選ばれた20人が発表。1人5分程度で、家族の被爆体験の聞き取りや、学校の平和学習を通じて感じたことを、約400人の前で述べた。

 大賞は牛田小の田村怜子さん(11)と尾長小の牟田悠一郎君(11)。田村さんは、被爆した祖母の話を紹介し「平和のために、被爆者の不安やつらさを多くの人に知ってほしい」と主張。祖父から原爆でやけどした曽祖父の闘病生活などを聞いた牟田君は「戦争の悲惨さや家族の悲しみを伝えたい」と訴えた。

 サミットは市教委の主催。発表した20人は28日に集まり、「平和への誓い」の文案を練る。(堀晋也)

(2014年6月16日朝刊掲載)

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