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社民党首が島根原発視察 中電に廃炉要請

 社民党の吉田忠智党首は14日、中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)を視察し、1号機廃炉などを求める要請書を同社に提出した。

 建設中の免震重要棟や防波壁など、福島第1原発の事故後に施された安全対策を中心に視察。終了後、活断層の信頼性ある調査▽1号機の速やかな廃炉▽3号機の稼働断念―を求める要請書を、中電島根原子力本部の古林行雄本部長に手渡した。

 吉田党首は視察後に市内で会見し「安全対策に取り組んでいるのは分かった。だが県庁所在地にある唯一の原発で、福島と同じ沸騰水型。稼働は認められない」とした。

 党首就任後の昨年11月から始めた全国対話キャラバンの一環で、23都道府県目の訪問。(松島岳人)

(2014年6月15日朝刊掲載)

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