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　被爆者や原爆孤児たち１４人の体験をまとめた証言集「男たちのヒロシマ」の出版記念会が１５日、広島市東区のホテルであった。約１１０人が出席し、来年の被爆７０年に向け、創価学会広島平和委員会が編さんした証言集の完成を祝った。

　出版記念会の発起人の今中亘・中国新聞社特別顧問が「世界で一人でも多くの人に読んでもらいたい」とあいさつ。２０１２年秋から聞き取りを始めた同委員会の塩出大作委員長は「今回、初めて語った人もいる。被爆の実相を特に若い人に継承したい」と話していた。

　市に３２１冊を贈り、市は市立の全ての幼稚園と学校、公民館、図書館に置く予定。四六判、英訳も含め２８８ページ。１４０４円。第三文明社。

（２０１４年６月１６日朝刊掲載）