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被爆電車で平和学ぶ 来月5日 広島

 広島電鉄の被爆電車で街を巡りながら原爆被害の実態や平和の大切さを学ぶ講座が7月5日にある。小学生と保護者、30組の参加を募っている。詩人アーサー・ビナードさんと約1時間乗車した後、講演を聞く。

 広島駅に午前8時50分集合。広電西広島駅を経由して鷹野橋の電停まで乗る。車窓から、沿線の地域と被爆電車が受けた当時の被害などについて学ぶ。鷹野橋で下車後、10時半から近くの市男女共同参画推進センター(ゆいぽーと)でビナードさんが講演。原爆犠牲者の遺品に光を当てた近著の写真絵本「さがしています」に込めた思いを語る。

 市内の女性団体「2000+7・平和」の主催。柴田幸子代表は「無言の被爆証言者である電車に乗り、親子で平和について語るきっかけにしてほしい」と話している。参加料は保護者と子ども2人までで1組500円。講演だけは資料代100円。ゆいぽーとTel082(248)3320。

(2014年6月16日朝刊掲載)

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