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米被爆者協会長「北米健診継続を」 湯崎広島知事に要望

 米国広島・長崎原爆被爆者協会の据石(すえいし)和会長(87)=カリフォルニア州=が16日、広島県庁で湯崎英彦知事に、北米被爆者健診の継続を要請した。湯崎知事は今後のサポートを約束した。

 北米健診は県医師会が1977年に始め、2年に1度、医師たちでつくる訪問団を派遣している。これまで19回実施。2003年度に県の事業となり、07年度からは国の委託を受けている。本年度からは、医師を派遣しない年も現地の病院で健診を受けられるよう制度を拡充した。

 据石会長は「毎年、健診を受けられるのはありがたい」と感謝。その上で「やはり被爆者のことをよく知る広島の先生に見てもらいたい」と、可能な限りの医師派遣を求めた。湯崎知事は「県医師会とよく相談したい」と述べた。

(2014年6月17日朝刊掲載)

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