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埋め立て不許可 山口県に求める 上関原発で市民ら

 中国電力による山口県上関町の上関原発建設予定地の公有水面埋め立て免許の延長申請で、3月に山口市で埋め立て不許可を求める集会を開いた実行委員会のメンバーたち15人が16日、県庁を訪れ、免許を不許可にするよう申し入れた。

 実行委の共同代表で児童文学作家の那須正幹さんは、不許可を求める約10万人の署名を無視し、5月に延長の可否判断を先送りした村岡嗣政知事を批判。知事に宛てた不許可を求める文書を、県商工労働部の末永睦理事に手渡した。

 メンバーはその場で、中電に6度目の補足説明を求めた県の対応を「極めて不公正」とし、知事と直接交渉する場を設けるよう求めた。末永理事は「(延長に必要な)正当な事由が判断できるまで審査を続ける」と従来通りの説明を繰り返した。

(2014年6月17日朝刊掲載)

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