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宏池会勉強会では反対意見なし 集団的自衛権で法解釈変更

 自民党岸田派(宏池会)は16日、集団的自衛権に関する勉強会を開いた。安倍晋三首相が目指す憲法解釈変更による行使容認に反対意見はなく、安保法制に関する与党協議を見守る姿勢を示した。

 所属議員45人のうち20人が出席。派閥の政策委員長を務める宮沢洋一氏(参院広島)は「党内ハト派の議員として、それぞれ自分の意見をまとめてほしい」とあいさつした。

 内閣官房の担当者が、首相の私的諮問機関「安保法制懇」の報告書や与党協議の状況を説明。議員からは「憲法解釈の変更は慎重に行うべきだ」と指摘する声があったものの、行使容認の是非について意見を表明した議員はいなかった。

 集団的自衛権をめぐる宏池会の勉強会は4月に続き2回目。会長の岸田文雄外相(広島1区)、座長の林芳正農相(参院山口)たち閣僚4人は欠席した。

(2014年6月17日朝刊掲載)

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