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島根原発シート 焦げたような跡 溶融炉の排気管周辺

 中国電力は17日、島根原子力発電所(松江市鹿島町)で、低レベル放射性廃棄物を含む金属を処理する溶融炉の排気管を囲む防炎シートに、焦げたような跡が5カ所見つかったと発表した。中電によると、排気管の損傷や放射性物質の漏れはないという。

 焦げ跡のようなものは最大で縦約60センチ、横約8センチ。排気管は直径約40センチで、中を微量の放射性物質を含む高温の排気が流れている。シートは管に直接触れている状態だった。

 中電によると、炉はほぼ毎日稼働しており、16日に運転を終えた約1時間半後の午後10時50分ごろ、作業員が発見した。同6時ごろの定期点検で異常は見つからなかったという。

(2014年6月18日朝刊掲載)

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