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島根原発周辺断層 追加調査の指導 規制委に要請書 反対派の住民団体

 島根、鳥取両県の住民でつくる「さよなら島根原発ネットワーク」は19日、原子力規制委員会に対し、中国電力が島根原子力発電所2号機(松江市鹿島町)の周辺で始めた活断層の追加調査への指導を求めた。

 提出した要請書に、信頼性が高い手法で細かい調査となるような指導▽専門家たちへの意見の聴取-を盛り込んでいる。ネットワーク事務局の芦原康江松江市議たちが国会内で、規制委事務局の原子力規制庁の担当者に手渡した。担当者は「追加調査の結果が不十分であれば、さらなる調査を求める」と答えた。

 島根原発2号機の再稼働に必要な適合性審査では、規制委が原発近くの宍道断層や海域の断層の長さの根拠を補強するよう指摘し、中電が5月から追加調査を始めた。8月末までに終え、規制委に報告する予定。

(2014年6月20日朝刊掲載)

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