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「2号機審査終了後に」 島根県主催の原発意見交換会 知事表明

 島根県は19日、中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)の安全対策を県民に説明する県主催の意見交換会について、2号機で進む新規制基準への適合性審査が終わり次第、審査を担う原子力規制委員会を招いて開く考えを明らかにした。

 県議会本会議の一般質問で溝口善兵衛知事が答弁した。交換会は1、2号機の点検不備問題を受け、2010年12月に県が初めて開催。要項で年3、4回の開催を定めているが、福島第1原発事故前の11年3月5日を最後に開かれていない。

 3年以上開いていない理由を、溝口知事は「規制委の新基準が大きな問題で国の関係者の説明が必要だったが、規制委は時間がない」と述べた。代わりに安全対策協議会など県が福島の事故後に12回開いた会合で、県民が傍聴できたと説明した。(樋口浩二)

(2014年6月20日朝刊掲載)

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