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粘り強い努力 4500人誓う 核兵器廃絶ナガサキ大会

■記者 岡田浩平

 連合、核禁会議と原水禁国民会議が共催する「核兵器廃絶2010平和ナガサキ大会」が7日、長崎市内であった。約4500人(主催者発表)が参加し、核兵器のない世界へ向け、粘り強い取り組みを誓った。

 連合の南雲弘行事務局長はあいさつで日本政府に対し、2020年までの廃絶を目指す平和市長会議のキャンペーンに呼応して積極的な役割を果たすよう求めた。

 長崎の証言の会の浜崎均代表委員(79)は、3歳上の兄を捜して長崎市の爆心地付近を歩いた体験を証言。さらに原水爆禁止運動について「統一して核兵器をなくす運動を」と求めた。19日にジュネーブの国連欧州本部を訪れる高校生平和大使6人を代表し、長崎西高3年片山奈苗さん(17)は「被爆者や市民の平和への願いを伝えてくる」と宣言した。

 原水禁はこの大会を原水爆禁止世界大会の長崎大会と位置付け、8日は脱原子力などをテーマに分科会討論を続ける。日本原水協などの世界大会・長崎も同日に始まる。

(2010年8月8日朝刊掲載)

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