行使容認に反対訴えデモ行進 広島で550人 集団的自衛権
14年6月23日
憲法の解釈変更による集団的自衛権の行使容認に反対するデモ行進が20日、広島市中区であった。県内の弁護士やジャーナリストでつくる市民団体「秘密法廃止!広島ネットワーク」と「広島県9条の会ネットワーク」が呼び掛け、約550人が参加した。
午後6時半、中区の原爆ドーム前を出発。横断幕やプラカードを持ち、「戦争反対」「暴走止めろ」などと声を上げながら、約1時間かけて本通り商店街などを練り歩いた。与党の強行採決で成立した特定秘密保護法の廃止も訴えた。
集団的自衛権の行使容認をめぐっては、安倍晋三首相が閣議決定による解釈変更を目指している。参加した東区の無職川后宏さん(72)は「本来なら国会で議論すべき大問題。強引に密室で決めようとしている」と批判。2歳と6歳の孫娘を連れた西区の主婦田中さき子さん(64)は「この子たちを戦争に巻き込まないためにも、私たちが反対の声を上げるしかない」と力を込めた。(和多正憲)
(2014年6月21日朝刊掲載)
午後6時半、中区の原爆ドーム前を出発。横断幕やプラカードを持ち、「戦争反対」「暴走止めろ」などと声を上げながら、約1時間かけて本通り商店街などを練り歩いた。与党の強行採決で成立した特定秘密保護法の廃止も訴えた。
集団的自衛権の行使容認をめぐっては、安倍晋三首相が閣議決定による解釈変更を目指している。参加した東区の無職川后宏さん(72)は「本来なら国会で議論すべき大問題。強引に密室で決めようとしている」と批判。2歳と6歳の孫娘を連れた西区の主婦田中さき子さん(64)は「この子たちを戦争に巻き込まないためにも、私たちが反対の声を上げるしかない」と力を込めた。(和多正憲)
(2014年6月21日朝刊掲載)