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言論の自由「分岐点に」 九条の会が講演会 広島市中区

 新聞社やテレビ局のOBたちでつくる広島マスコミ九条の会は21日、「岐路に立つ言論の自由」をテーマにした講演会を広島市中区で開いた。専修大文学部の山田健太教授(言論法)を講師に招き、約50人が参加した。

 山田教授は、12月に予定される特定秘密保護法の施行や、憲法解釈の変更によって集団的自衛権の行使容認を目指す安倍政権の動きに言及。「日本国憲法が保障する表現の自由が大きく変わろうとしている。ことしが分岐点になる」と警戒感を示した。

 その上で、メディアや市民による公権力の監視が欠かせないと強調。情報公開法の改正など、政府の説明責任を制度化する必要性も訴えた。

(2014年6月22日朝刊掲載)

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