×

ニュース

来月8日から岩国移転 米給油機 きょう市・山口県に伝達

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に所属するKC130空中給油機15機の米海兵隊岩国基地(岩国市)への移転が、7月8日から始まる見通しであることが23日、分かった。政府が米軍と調整していた。24日、市と山口県に伝達する。

 関係者によると、24日は中国四国防衛局を通じて、市と県にそれぞれ伝える。移転について政府は5月27日、市と県に「7月上旬から8月下旬にかけて段階的に実施される」と説明していた。給油機は輸送機能も持つため、期間中は岩国基地と普天間飛行場を何度も行き来するとみられる。

 給油機移転は、1996年、沖縄の基地負担軽減を目的に設置された日米特別行動委員会(SACO)で合意。その後、在日米軍再編計画に盛り込まれ、2017年ごろまでを予定する岩国基地への空母艦載機移転と関連付けられた。隊員や家族たち約870人も移る。

(2014年6月24日朝刊掲載)

年別アーカイブ