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沖縄戦の記憶 忘れない 「慰霊の日」広経大で追悼の集い

 沖縄の「慰霊の日」の23日、広島市安佐南区の広島経済大で、戦没者を追悼する集いがあった。沖縄の戦争遺跡を毎年歩いて巡る岡本貞雄教授のゼミが企画。活動を紹介する写真展もこの日始まり、28日まで学生会館リブレで開かれる。

 集いには学生と教職員の約50人が出席し、黙とうをささげた。岡本教授は「沖縄の人は沖縄戦の記憶が薄れていくのではないかと心配している。自分たちで何ができるか考え、協力したい」とあいさつした。

 写真展は、野戦病院だった壕(ごう)の前で証言する元女子学徒隊員をはじめ、2007~14年に沖縄を巡った時に撮影した23点を展示している。参加したゼミ生の4年小坂泰隆さん(21)は「広島の原爆だけでなく、沖縄戦にも知識を深めて継承したい」と話していた。(山本祐司)

(2014年6月24日朝刊掲載)

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