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憲法解釈変更の反対請願不採択 三次市議会

 三次市議会は25日、政府が目指す集団的自衛権の行使を容認する憲法の解釈変更について、反対の意見書を政府に提出するよう市議会に求めた請願を、賛成少数で不採択とした。

 請願は5月下旬に市民4人が沖原賢治議長に提出。「日本は二度と戦争しないと誓い、平和国家を歩んできた」と指摘。「海外での戦争を認めるもので、国の形を根本から変えてはいけない」と批判している。

 この日は、議長と退席議員2人を除く23人で採決。賛成11人、反対12人で不採択となった。反対した議員からは「領土問題を抱える中国や韓国に強い態度で向き合うには、国防を考えた『後ろ盾』は必要」などの意見が出た。賛成した議員は「自民党にすり寄った形になり残念。議会として良識ある判断をしたかった」と話していた。

(2014年6月26日朝刊掲載)

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