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「学ぼうヒロシマ」を贈る 中国新聞社 福山市内の中高などに

 中国新聞社は、平和学習新聞「学ぼうヒロシマ」を、広島県福山市内の中学、高校、特別支援学校に計約2万8千部届ける。備後本社の畑矢健治代表が26日、市教委を訪れ、吉川信政教育長に制作の意図などを説明した。

 タブロイド判、カラー、24ページ。被爆体験をつづる本紙の連載「記憶を受け継ぐ」10回分を掲載し、原爆投下の背景や世界の核兵器保有の現状なども記した。被爆地や戦争をテーマにした絵本や漫画、小説なども紹介している。

 畑矢代表は「被爆者が高齢化する中で体験をつないでいく必要がある。授業や平和学習に役立ててほしい」と呼び掛けた。吉川教育長は「子どもたちにとって戦争は遠い話になっている。関心を深めるため活用したい」と話した。(衣川圭)

(2014年6月27日朝刊掲載)

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