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独派遣「平和大使」に浜崎さん 広島ノートルダム清心高1年 記者会見で抱負

 ドイツの日本大使館が8月6日に首都ベルリンで開く平和イベントに、高校生平和大使として参加するノートルダム清心高1年浜崎楓子さん(15)=広島市西区=が27日、市役所で記者会見した。「核兵器廃絶を訴えるヒロシマの思いを伝えたい」と語った。

 大使館の要請を受け、広島、長崎両市を拠点とする市民団体が浜崎さんと、昨年の大使で上智大1年の麻生こころさん(18)=東京都千代田区=を派遣する。2人は外務省の「ユース非核特使」でもあり、原爆被害の実態や大使の活動を約30分間、英語で伝える。

 亡くなった曽祖父母のうち2人が広島、1人が長崎で被爆したという浜崎さんは「原爆の悲惨さと戦争の恐ろしさを世界に発信したい」と話した。

 8月4~9日の日程でドイツを訪問。ハノーバー市の平和記念式典にも出席する。市民団体は、浜崎さんとは別に、スイス・ジュネーブの国連欧州本部を訪れる大使21人を今月4日に発表した。(西村萌)

(2014年6月29日朝刊掲載)

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