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和太鼓に平和の願い 市内の「かぶら屋」 米国で5曲披露へ

■記者 長久豪佑

 米カリフォルニア州サンタローザで15日にある核兵器廃絶を考える音楽イベントに、広島市内で活動する和太鼓グループ「太鼓本舗かぶら屋」が出演する。メンバーは「平和を願う力強いメッセージを届けたい」と意気込んでいる。

 「広島・長崎記念イベント」と題し、現地の市民団体が主催する。毎年約200人が訪れるという。主催者から招待を受け、2月に参加が決まった。

 渡米するのは学生や会社員を含む19~39歳の7人。1人が左右二つの太鼓をたたき、笛や掛け声を組み合わせるアレンジ曲「二挺舞(にちょうまい)」、広島の神楽を太鼓で表現する「神楽囃子(ばやし)」など5曲を披露する。

 代表の湯来南高教諭藤原康行さん(39)=安佐北区口田=は「復興を遂げた広島の文化を知ってもらい、交流のきっかけをつくってきたい」と話している。

(2010年8月12日朝刊掲載)

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