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中国地方野党議員 政権へ批判相次ぐ 集団的自衛権閣議決定

 集団的自衛権の行使を可能にする憲法解釈変更を閣議決定した1日、中国地方選出の野党の国会議員からは、賛否いずれの立場からも安倍政権への批判が相次いだ。

 行使に反対する民主党の江田五月氏(参院岡山)は「どんな文言で歯止めをかけようが、一内閣が憲法解釈を変えられるなら何の歯止めにもならない」と非難。長年積み重ねた解釈を覆す閣議決定を「憲法をなきものにするかのような暴挙だ」と強調した。

 無所属の亀井静香氏(広島6区)は「解釈変更はあってはならないことだ。必要ならば、憲法改正という手続きを正面から国民に問うべきだ」と反発した。

 一方、8月結成予定の次世代の党に参加する日本維新の会の中丸啓氏(比例中国)は、限定的な行使に賛成の立場。「国防を本気で考えた議論にならず、文言合わせに終始した」と与党協議を切り捨てた。

(2014年7月2日朝刊掲載)

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