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空襲・原爆被害を学ぼう 福山で29日 講座開始

 福山市丸之内の市人権平和資料館は29日、福山空襲や原爆被害について学ぶ講座(5回)を始める。初回と8月5、12、19日の計4回は同館の元副館長や被爆者たちの話を聞き、同23日に市内の戦争遺跡を巡って締めくくる。戦争を体験した人が高齢化する中、記憶の風化を防ごうと初めて企画した。

 4回目までは同資料館で午後6時~7時15分に開く。約350人が犠牲になったとされる1945年8月8日の福山空襲や当時の市民の暮らし、広島での被爆体験などを学ぶ。

 戦争遺跡巡りは焼夷(しょうい)弾で破損した土橋(胡町)、陸軍射撃場跡(北本庄)などを見て回る。

 中学生以上が対象で無料。今月25日まで申し込みを受け付ける。田中淳雄副館長は「平和な社会を築くため、戦争の悲惨さを知ってほしい」と参加を呼び掛けている。同資料館Tel084(924)6789。(小林可奈)

(2014年7月2日朝刊掲載)

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