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潘国連事務総長 「米国務長官に広島訪問要請」 湯崎知事に伝える

■記者 高橋清子

 広島県の湯崎英彦知事は18日の記者会見で、6日の広島市の平和記念式典に参列した潘基文(バンキムン)国連事務総長が同日朝、クリントン米国務長官に広島訪問を要請する電話をしていたことを明らかにした。

 クリントン氏への訪問要請について、湯崎知事は6日の昼食会で潘氏から聞かされた。クリントン氏がどう答えたか潘氏は語らなかったという。会見で知事は「(核兵器廃絶をめぐる)世の流れは変わりつつある。われわれに何ができるかを考えないといけない」と述べた。

 また、湯崎知事は、菅直人首相が6日の式典後に「核抑止力は必要」と記者会見で発言したことに言及。「適切ではない。核抑止力にのっとった安全保障を変えることが広島の目標だ」との考えを示した。

(2010年8月19日朝刊掲載)

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