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広島と平和 新聞から学ぶ 広島学院中

 広島市西区の広島学院中で2日、中国新聞社が中高生向けに作った平和学習新聞「学ぼうヒロシマ」を使った授業があった。

 総合学習の時間を活用し、3年生全員の約190人が受けた。C組では、「見合いで『放射能がうつる』と断られた」という被爆者男性の証言をまとめた記事を真剣なまなざしで読んだ。阿部祐介教諭(40)は「集団的自衛権など平和と関わる現代の課題も考えて」と呼び掛けた。その後、全員が平和に対する思いを約800字の作文にまとめた。

 3年生は4月から被爆体験を聞いたり、軍都広島の歴史を調べたりして広島と平和の関わりを学んできた。山縣史弥君(15)は「広島の人間として、平和を守る活動に率先して取り組みたい」と話していた。(山本乃輔)

(2014年7月3日朝刊掲載)

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