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被爆者思い歩く島根県邑南-広島 来月

 被爆者が島根県邑南町へ避難した道のり約70キロを逆にたどる「歩こう広島まで」が8月4、5日にある。主催の町公民館連絡協議会が中学生以上の参加者を募っている。

 正午に出羽公民館を出発。けがを負い故郷を目指した被爆者を思いながら国道261号、54号などを歩く。広島市安佐北区で仮眠を取り5日朝、中区の平和記念公園に到着後、原爆の子の像に折り鶴をささげる。

 「歩こう」は、2012年に56歳で亡くなった旧瑞穂町の田中庸三さんが登山仲間たちと1988年に始めた。以降、毎年続いており、これまでに延べ千人以上が参加した。昨年は島根、広島両県の79人が歩いた。

 先着60人で、うち中高生は30人。参加費2千円。22、23日に出羽公民館で事前学習がある。同公民館Tel0855(83)0912。

(2014年7月4日朝刊掲載)

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