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ピースグラント2014 ヒロシマ平和創造基金 12団体1個人に助成 被爆体験DBなどに200万円

 ヒロシマ平和創造基金(理事長・岡谷義則中国新聞社社長)は4日、被爆体験継承や発信、国際交流などの活動を支援する「ヒロシマピースグラント2014」の助成対象に選んだ12団体と1個人を発表した。総額は200万円。

 助成を受ける団体・個人は、被爆証言の英語版CDを作製して修学旅行生や8月6日の平和記念式典に出席する各国大使に配布する活動、被爆体験手記のデータベース(DB)構築などを計画している。

 ピースグラントは、広島国際文化財団が被爆50年の1995年、中国新聞社からの寄託金を基に創設した。2012年に公益財団法人の認可を受けたヒロシマ平和創造基金が昨年から事業を引き継いでおり、今回で通算20回目。広島、山口両県と東京都、茨城県から36団体・個人の応募があった。

 助成先は次の通り。(かっこ内は所在地、代表者=敬称略)

 【団体】爆心地復元映画製作委員会(広島市中区、田辺雅章)▽広島文学資料保全の会(中区、土屋時子)▽国連訓練調査研究所(ユニタール)=中区、隈元美穂子▽NPO法人I PRAY(中区、榎並毅)▽広島YMCA国際コミュニティセンター(中区、上久保昭二)▽「広島からの発信」をすすめる会(中区、延本真栄子)▽原爆被害者相談員の会(中区、三村正弘)▽広島県生活協同組合連合会(中区、岡村信秀)▽被爆体験研究会(南区、宇吹暁)▽ヒロシマ・フィールドワーク実行委員会(南区、中川幹朗)▽「消えた爆心の街を学ぶ・歩く」実行委員会(東区、久保直子)▽山口県原爆被爆者支援センターゆだ苑(山口市、岩本晋)
 【個人】竹内良男(東京都立川市)

(2014年7月5日朝刊掲載)

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