×

ニュース

全中の水泳選手 平和願い折り鶴 東区

■記者 高木潤

 広島市スポーツ協会と市は21日、開幕した全国中学校水泳競技大会の選手に平和を祈って折り鶴を折ってもらおうと、会場の広島ビッグウェーブ(東区)に「折り鶴コーナー」を設けた。

 被爆後、白血病のため12歳で亡くなった佐々木禎子さんに関するパネルや、折り紙や机をロビーに設置した。選手たちは、真剣な表情で折り鶴を仕上げていた=写真。松江市立第一中2年の竹内美香さん(13)は「禎子さんに平和の願いが届くように心を込めた」と話していた。

 大会は23日まであり、約1800人が出場する。同会場では26~30日、水球の全国大会もあり、小中高生の選手にも折り鶴を折ってもらう。市スポーツ協会が千羽鶴に束ね、平和記念公園の原爆の子の像にささげる。

(2010年8月22日朝刊掲載)

年別アーカイブ