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「政権が暴走」非難相次ぐ 松江で島根県憲法会議総会

 しまね労連など島根県内の20団体や市民でつくる県憲法会議の総会が5日、松江市の県民会館であった。政府が閣議決定した集団的自衛権の行使容認に、非難の声が相次いだ。

 市民約30人が参加。同会議代表の藤田達朗・島根大大学院教授は「行政の長の一存で、違憲とされてきたものが合憲とされた。自衛隊法改正阻止などのため、批判の声を上げ続けるべきだ」と訴えた。参加者からは「世論調査では圧倒的多数が行使容認に反対している」「政権の暴走だ」との声が上がった。

 総会に続いて、県立大総合政策学部の岡本寛講師(憲法学)が講演。政府の行動を制限するのが憲法とし、閣議決定による行使容認に「為政者としての常識を踏み外している」と批判した。(松島岳人)

(2014年7月6日朝刊掲載)

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