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踊りを披露し被爆者と交流 東区で沖縄の子

■記者 馬上稔子

 沖縄県金武(きん)町の子どもたちが21日、原爆養護ホーム神田山やすらぎ園(広島市東区)を訪れ、入園する被爆者と交流した。

 琉球舞踊と三線(さんしん)の教室に通う小学5年から高校1年までの30人。沖縄戦で看護活動をした女学生「ひめゆり学徒隊」をテーマにした歌や、沖縄の四季を表現する踊りを披露した。入園者約50人は、手拍子しながら楽しんでいた。

 続いて、入園者3人から被爆体験を聞いた。金武中1年大城麻夢さん(12)は「戦争を体験した人たちの思いを考える機会になった。歌や踊りも喜んでもらえてうれしい」と話していた。

 三線教室の指導者と交流がある広島女学院大(東区)が、文化交流の一環として招いた。

(2010年8月22日朝刊掲載)

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