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3公募枠 応募は2団体 出雲市の原発安全対策協

 島根県出雲市が8日発足させる中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)の安全対策などを協議する市原子力発電所環境安全対策協議会(安対協)で、メンバーを推薦する公募団体を3団体と想定したが、2団体しか応募がなかったことが分かった。

 安対協は当初、市長や市議たち6人に加え、市が選んだ26団体と公募3団体が推薦した計35人を予定していた。市は5月20日~6月10日、団体を公募。だが、応募は「島根原発・エネルギー問題県民連絡会出雲支部」と「出雲すこやか会」の2団体だった。

 安対協は34人での発足となるが、規約で構成人数は35人以下と定めているため追加募集はしなかった。市の坂本隆防災安全管理監は「想定外だが、幅広い団体が参加しており問題ない」という。

 一方、参加が決まった同支部の有田周二事務局長は「公募枠が欠員だと、市民の原発への関心が低いと思われる。追加募集してほしい」としている。(川井直哉)

(2014年7月8日朝刊掲載)

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