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被爆体験 語り継ごう 広島市 3期目伝承者募る

 広島市は、被爆者のあの日の記憶や平和への思いを語る第3期の「被爆体験伝承者」を募集している。10月から原爆被害や個別の被爆体験を学ぶ研修を受けた後、2017年度から証言を始める。

 応募資格は研修後、5年以上活動する自信がある人。住所や年齢は問わない。14年度は10月から10回の研修で、原爆被害の実態や話し方のノウハウを学ぶ。15年度は被爆者の体験を聞き取り、16年度に実習を重ねる。伝承者育成は市が12年度から取り組む独自事業。第1、2期生として20~70歳代の162人が研修中で、1期生は被爆70年の15年度にデビューする。

 市はまた、自らの体験をさまざまな機会に語る「被爆体験証言者」も新たに募る。2年間の研修がある。現在は44人。

 いずれも受講料は無料だが、交通費は各自で負担する。31日(必着)までに、所定の用紙に必要事項を記入し平和推進課へ申し込む。同課Tel082(242)7831。(田中美千子)

(2014年7月9日朝刊掲載)

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