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IPPNW世界大会 12年8月広島開催を決定

■記者 金崎由美

 核戦争防止国際医師会議(IPPNW)は、2012年の次回世界大会を8月24~26日に広島で開催する。スイス・バーゼルで開いた世界大会最終日の29日に国際評議員会を開き、正式決定した。

 IPPNW日本支部(支部長・碓井静照広島県医師会長)によると、26日の理事会で2012年11月に広島で大会を開くことが内定したが、翌27日の世界大会で参加者から「夏休み中のほうが各国の会員が参加しやすい」との意見があり、日程を組み直した。会場は広島国際会議場(広島市中区)を予定している。

 東西冷戦期の1980年に米国と旧ソ連の医師たちが創設したIPPNWは、1985年に「核戦争がもたらす悲惨な結果についての理解を広めるのに貢献した」ことなどを理由にノーベル平和賞を受賞した。広島での世界大会の開催は、1989年以来2回目。世界大会は1981年以来数回の例外を除き原則隔年で開催し、広島大会は第20回の節目となる。

(2010年8月31日朝刊掲載)

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