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原爆資料館での学習手助け 市、中高生にワークブック

■記者 金崎由美

 広島市は、原爆資料館(中区)を訪れた中高生のために「平和学習ワークブック」を作った。希望する全国の学校や個人に無料で配り、平和学習に役立ててもらう。

 三つのステップで学べるよう構成した。まず「原爆ドームの歴史を調べよう」など事前学習に役立つ質問を並べた。ステップ2では、生徒が資料館を見学しながら気付いたことを書き込み、最後に「思い出して考えてみましょう」をテーマに、見学後に感想を記すようにしている。

 修学旅行の誘致促進も狙い、昨年度発行した小学生用をベースに作製。中高生が原爆被害をより身近に考えられるよう、掲載する写真を黒こげの三輪車から、同世代である女学生の夏服に差し替えるなどした。

 B5判、8ページ。22万5500部を印刷。指導者用の手引も1万4500部を用意した。送料は着払い。同館Tel082(541)5544。

(2010年9月2日朝刊掲載)

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