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松本さん救出を鳥取知事が要望 拉致問題担当相に

 日本人拉致被害者の安否再調査などをする北朝鮮の特別調査委員会の発足を受け、鳥取県の平井伸治知事は9日、米子市出身の松本京子さん=失踪当時(29)=をはじめとする拉致被害者全員の帰国を一刻も早く実現するよう、古屋圭司拉致問題担当相に要望した。

 平井知事は内閣府で古屋氏と面会。要望書を手渡すとともに、松本さんの兄、孟さん(67)のメッセージも託した。メッセージで孟さんは「大きなチャンスが到来したと思うが、最後のチャンスかもしれないという切羽詰まった思いもある」と訴え、北朝鮮の出方を冷静に見極めて交渉するよう求めた。

 古屋氏は「これからが本当の勝負。北朝鮮と胸突き八丁の協議が始まると思うが、頑張っていきたい」と答えた。要望には米子市の野坂康夫市長も同席した。

(2014年7月10日朝刊掲載)

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