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マグサイサイ賞の秋葉市長 「被爆者・市民の代理で出席」

■記者 金崎由美

 広島市の秋葉忠利市長は2日の記者会見で、フィリピンでのマグサイサイ賞授賞式に出席したことを受け「被爆者や核兵器廃絶を願う市民の代理で出席した。被爆者の訴えが世界に届いている」と語った。

 秋葉市長が受賞した同賞は「アジアのノーベル賞」といわれる。賞金5万ドルについて市長は「(政治家の寄付を禁じた)公選法の制限がある。どういった形で生かしていくか、何人かの方と話して決めたい」と説明した。

 秋葉市長が夏休み明けの8月20日から1カ月間で海外へ出張するのは、3日から出発するロシアを含め計18日間。公務への影響を問われ「支障は出ていない。インターネットでほとんどが片づく時代だ」と否定した。

 また、14日開会の市議会定例会に、本年度中の制定を目指す子ども条例案を提案しない理由に関し、秋葉市長は「できるだけ多くの市民に趣旨を説明していくことに尽きる」と述べ、まだ提案する時期ではないとの認識を示した。

(2010年9月3日朝刊掲載)

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