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　広島県三原市の広島大付属三原中の３年生８２人が１０日、広島市中区の平和記念公園を訪れ、同市で研修中の米国人教諭たち２１人を英語で案内した。

　２０組に分かれ、原爆ドームや原爆慰霊碑など公園内を約１時間かけて散策。生徒は、慰霊碑ができた経緯や原爆被害の大きさ、平和への思いなどを伝えた。ニューヨーク州の小学校教諭イバン・バスケスさん（３８）は「生徒が懸命に平和のメッセージを伝える姿に感動した。この体験を母国の生徒や同僚に伝えたい」と話していた。

　同校は２００４年度から年１回、平和学習と英語の表現力アップを兼ねて、同公園で外国人を案内している。黒田日南子さん（１４）は「平和への願いを共有できた」と満足そうだった。（永里真弓）

（２０１４年７月１１日朝刊掲載）