×

ニュース

川内原発審査 不十分と抗議 規制庁事務所に島根の市民団体

 島根原発の稼働に反対する市民団体「島根原発増設反対運動」は10日、九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県)の再稼働の前提となる適合性審査に合格を出さないよう、松江市の原子力規制庁島根原子力規制事務所に申し入れた。

 近く実質的な合格証の原案となる「審査書案」が示される見通しになったことを受け、代表の芦原康江松江市議たち4人が事務所を訪問。庄司直人所長に抗議書を手渡した。特に、原発の耐震性評価と火山の噴火リスクの検討が不十分と指摘。庄司所長は「審査を担う原子力規制委員会に報告する」と答えた。

 芦原代表は「審査が不十分。島根原発2号機の審査も同様に進めば、原発の安全性は保たれない」と話した。

(2014年7月11日朝刊掲載)

年別アーカイブ