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救難飛行艇が出動1000回 海自岩国基地で式典

 海上自衛隊第71航空隊(岩国市)に所属する救難飛行艇US2などの出動回数が1976年の同隊発足以来千回となり、11日、岩国基地で記念式典があった。

 千回目の出動は8日、急患の船員をUS2で宮城県沖から厚木基地(神奈川県)まで運んだ。式典はUS2の厚木基地からの帰還に合わせてあり、搭乗員や整備員計15人を隊員たち約500人が出迎えた。

 第71航空隊が所属する第31航空群の真木信政群司令は「離島住民や周辺海域を航行する船舶の乗組員にとって『心の支え』になっている。よりたくましく成長し、いかなる状況でも任務を完遂してほしい」と訓示した。

 第71航空隊は自衛隊で唯一の救難飛行艇部隊。US2とUS1Aの計7機を保有し、1、2機が常時、厚木基地に待機している。第31航空群によると、千回の内訳は、759回が急患輸送で、洋上救難165回、遭難船捜索13回などとなっている。(増田咲子)

(2014年7月12日朝刊掲載)

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