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大和・武蔵 進水式に焦点 呉で「戦艦」展 CGで再現

 広島県呉市の大和ミュージアム(宝町)で12日、企画展「戦艦大和・武蔵の進水式展」が始まった。両艦のほか、戦前や戦時中、戦後に建造した艦船、民間船の進水記念品などを紹介している。

 大和の湯飲みや一等巡洋艦筑波の杯といった進水記念品や、武蔵の建造日誌など約800点が並ぶ。大和と武蔵の進水風景を証言などを基にコンピューターグラフィックス(CG)で再現。戦前の客船浅間丸や昨年進水した護衛艦いずもなどの記念絵はがきもある。

 呉市本通の岡田義彦さん(62)は「こんな貴重な資料がよく残っていましたね」と感心していた。開会の式典では、海上自衛隊呉音楽隊が昨年夏に同市の民家で楽譜が見つかった旧呉海軍工廠(こうしょう)工員養成所の「所歌」を演奏、会場を盛り上げた。

 9月23日まで。大学生以上400円、高校生300円、小中学生200円。常設展とのセット料金もある。火曜休館(7月22日~8月26日と最終日は火曜でも開館)。(柳本真宏)

(2014年7月13日朝刊掲載)

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