×

ニュース

集団的自衛権 60人抗議デモ 山口

 従来の憲法解釈を変更し、集団的自衛権の行使を認める閣議決定に抗議するデモ行進が15日、山口市中心部であった。山口地域労連や山口民主商工会などの代表者たちでつくる実行委員会が企画し、約60人が参加した。

 参加者は「止めよう集団的自衛権行使 平和憲法を守ろう」と書いた横断幕を持ち、山口市役所前を出発。パークロード、中心商店街を通る約1キロを、約40分かけて歩いた。通行人や買い物客に「自衛隊が人の命を奪い奪われる存在になる。世論の力で撤回させよう」などと呼び掛けた。

 実行委の守屋宏代表(80)は「政府は米国との防衛協力指針(ガイドライン)に閣議決定を反映させようとしている。反対意見があるのに強行する政府の姿勢は容認できず、集団的自衛権行使容認の危険性をより多くの人に伝えたい」と話した。

(2014年7月16日朝刊掲載)

年別アーカイブ