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「平和外交担う人材に」 井口高でユニタール広島所長

■記者 増田咲子

 国連訓練調査研究所(ユニタール)広島事務所のアレクサンダー・メヒヤ所長(43)は10日、広島市西区の井口高を訪れ、平和外交を担う人材養成プログラム「ユニタール青少年大使」への応募を生徒に呼び掛けた。

 メヒヤ所長は1年生の教室で、高校で原爆について学んだことが外交に興味を持つ契機になったと自身の体験を紹介。「平和という理想を現実にするには外交が重要」「ヒロシマが持つ特別なメッセージを発信してほしい」と語り掛けた。

 広兼陽介さん(16)は「平和について考える必要性を再認識した」と話していた。

 青少年大使は県内の高校生から男女各1人を任命。来年6月までの任期中、国内の各国大使館や国連機関などを訪問して外交の第一線に触れ、政治指導者に平和へのメッセージを届ける。今月いっぱい、県内の高校を通じて募集している。ユニタール広島事務所Tel082(511)2424。

(2010年9月11日朝刊掲載)

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