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入院患者に美容の奉仕 原爆病院 広島市中区

 爽やかな気持ちで夏を過ごしてもらおうと、広島市中区の広島赤十字・原爆病院で16日、南区の美容室「ニュー双葉」の従業員たちが被爆者たち入院患者26人に美容サービスをした=写真。

 沖絹子社長(66)たち美容師4人が訪問。院内の談話室や病室で、入院患者に「きれいになってね」と声を掛けながら髪を整えた。資生堂(東京都中央区)の美容部員5人も希望者に顔のマッサージや化粧を施した。西村百代さん(88)は「さっぱりして、元気になる」と喜んだ。

 ニュー双葉の美容奉仕は、先代社長の沖従子さんが原爆病院に入院したのがきっかけで1957年に始まった。毎年、原爆の日と、正月の前に従業員が出張しており、今回で113回目となった。

(2014年7月17日朝刊掲載))

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