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上関の自然 来月シンポ

 上関の自然を守る会は17日、国際シンポジウム「カンムリウミスズメと上関の生物多様性」を8月16~18日、山口市、京都市、東京の3カ所で開くと発表した。中国電力上関原発の建設予定地周辺の自然の豊かさを訴え、計画中止に向けた機運を盛り上げる。結成15周年記念事業の一環。

 カンムリウミスズメは建設予定地沖に生息する国天然記念物の海鳥。世界に5千羽しかいないとされる。シンポでは国内外の専門家4人が生態や保護活動などについて講演やパネル討論をする。上関原発の反対運動の報告もある。同会は「周辺は世界的にも希少な生物の生息地。未来の子どもたちに残す方策を一緒に考えたい」としている。

 日程は、16日午後1~4時=山口市の県立山口図書館▽17日午後1~4時=京都市の京都大農学部総合館▽18日午後2~5時、東京・永田町の衆院第1議員会館。いずれも資料代500円。同会Tel090(8995)8799。

(2014年7月18日朝刊掲載)

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